もしも天国

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MEGA BIGに当選した(No.1)

何も特別なことが無い、いたって普通の1日のはずだった。

手持ちの現金が少なくなったので、コンビニで預金から現金を引き出そうと、ATMを使用した。

 

その時を俺は目を疑った。

いや、一瞬で何が起きたかを理解し、大声を上げたい気持ちを抑え、必死で冷静を装うとした。

 

MEGA BIG 12億円が当選したのだ。

 

預金額が一瞬で理解できないくらいの桁になっていた。

ただ分かったのは、一番左の桁が12ということ。

 

ドキドキする気持ちと、何をしてよいのか分からなくなり、とりあえずコンビニATMで引き出せる限度額20万円を引き出した。

 

本当に20万出てくるのだろうか。何かの間違いではないだろうか。

と疑いながら、ATMが紙幣の数を数える機械音に耳を澄ませていると、しっかり20万引き出すことができた。

 

コンビニを出て、周囲を見渡しながら、人目のつかないところに駆け込み、改めて20万を確認した。

「やべえぞ。どうしよう。」

今俺の人生が確実に変わったことを、20万円を眺めながら徐々に実感し始めた。

 

何しようか。どうすればいい?

落ち着かないまま、近くのカフェに入り、どうしようか俺は考えることにした。

 

店員にブレンドコーヒーを頼み、改めてATMの明細書を確認した。

桁数をひとつづつ何度も確認した。

確かに12憶入金されている。

 

ネットバンクからのメールを確認すると、MEGA BIGに当選した。というメールが届いていた。

すぐにネットバンクのマイページを確認し、当選結果を確認した。

1等12憶が当選している。

 

何かのドッキリかな。いや、一般人の俺をだましても誰も面白くない。そんなはずはない。とありもしないことに色々と頭を巡らせる。

 

コーヒーを飲みながら、どうやらネットバンクで定期購入していたMEGA BIGの一等が当選したらしいということを改めて冷静に理解し始めた。

 

俺は自然とこの12憶を何に使おうかと考え始めた。。。

 

(続きは次回)